車検・点検・整備

定期点検
車検とは別に、
法律で定められた定期点検をご存知ですか？

車検とは別に、車の定期点検が法律で定められていることはご存じですか？
法定点検は、自家用車の場合、1年ごとに行う「12カ月点検」と、2年ごとに行う「24カ月点検」が車の所有者の義務として、道路運送車両第48条（定期点検整備）で定められています。車のトラブルを未然に防ぐため、定期点検は必ず受けましょう。

車検と法定点検の違い

	車検	法定点検
目的	車が安全基準（道路運送車両法に定められる規定で、自動車の構造・装置・乗車定員等）に適合しているかを検査する制度です。	車に故障がなく安全で快適に走行できるかどうかを点検し、異常がある箇所は修理を行います。

法定点検の検査項目自動車点検基準（昭和二十六年八月十日運輸省令第七十号）で定められている点検内容は、以下になります。

法定12ヶ月点検

以下の項目を含む、
26項目（自家用車の場合）

• かじ取り（ステアリング）装置点検
• ブレーキ装置点検
• エンジン周り点検
• 電気装置（バッテリー等）点検
• 動力伝達点検
• 走行装置（タイヤ等）点検
• その他（マフラーの緩み・腐食・損傷等）

法定24ヶ月点検

以下の項目を含む、
56項目（自家用車の場合）

• 法定12ヶ月点検と同様の内容
• 車をリフトアップして実施する
  シャフトやマフラーの機能点検

法定点検のメリット定期点検には、トラブルを未然に防ぐこと以外にもメリットがあります。

1. メーカー保証が受けられる

   点検項目に該当する箇所の不具合や故障が起きた場合はメーカー保証を受けることができます。

2. ドライバーの法的責任が軽くなる

   法定点検を受けていれば、整備不良等に起因する事故が起こった場合、ドライバーの法的責任が軽くなる可能性が高くなります。

3. 売却する際の査定評価が上がる

   定期点検を「点検整備記録簿」に記載しておくことにより、安心感が高まり、下取りや中古で売却する際の査定評価が上がります。